カビで裁判・・・!!建設時のリスク
2024/10/24
こんにちは!MIST工法カビバスター隊のスタッフです!
いつも私たちカビバスター隊のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
カビが原因で裁判に発展した建設事例は、近年増加傾向にあります。
建物の湿気や換気不良に関連する問題が多く、住民が健康被害を受けたことによって建設会社や管理会社が責任を問われるケースがあります。
目次
1. アメリカのカビ訴訟の代表例:ボールード訴訟
アメリカでは、カビによる裁判が多く報告されています。
その中でも有名なのが「ボールード訴訟」です。
2000年、テキサス州のメル・ボールード夫妻は、新築した自宅にカビが発生し、家族全員が健康被害を受けたとして、建設会社と保険会社を相手取って訴訟を起こしました。夫妻はカビによる呼吸器系の問題やアレルギー反応に苦しんでおり、その原因が建設時の防水処理の不備によるものだと主張しました。
裁判では、建設会社が適切な湿気管理や防水処理を怠っていたことが確認され、最終的に夫妻には約3200万ドル(約35億円)の損害賠償が認められました。
この訴訟は「カビ訴訟」の先駆けとして広く知られ、多くの建設会社がカビに対する対策を強化するきっかけとなりました。
2. 日本でのカビ訴訟:集合住宅の事例
日本でも、カビに関連した裁判がいくつか報告されています。
ある集合住宅では、住民が新築の賃貸マンションに入居後まもなく、壁や天井にカビが発生しました。
住民は体調不良を訴え、子供たちが頻繁にアレルギー症状や喘息の悪化に苦しんだことから、大家や管理会社に対して賠償を求める訴訟を提起しました。
この裁判では、マンションの設計段階での換気計画や湿気対策が不十分だったことが問題視されました。
断熱材の施工ミスや、防湿処理が適切に行われていなかったことがカビの発生原因とされました。
建物の欠陥が住民の健康被害につながったとして、大家と管理会社に対して賠償命令を下しました。
3. 新築住宅のカビ問題:工務店との争い
新築住宅においても、カビが発生し裁判となるケースがあります。
注文住宅を新築したばかりの家族が、数か月後に壁や天井にカビを発見しました。
家族は、家の湿度が異常に高く、カビのために生活環境が著しく悪化していると感じ、工務店に対して補償を求めました。
工務店側は、カビの発生は家族の換気不足が原因だと主張しましたが、調査の結果、施工時に断熱材が適切に設置されておらず、壁内に結露が生じていたことが明らかになりました。
裁判では、工務店の施工ミスが原因であると認められ、家族には補償金とともに修繕費用が支払われることになりました。
4. カビ訴訟の防止策
建設会社や管理会社がカビ訴訟を避けるためには、いくつかの対策が重要です。
まず、設計段階から適切な換気計画を立て、湿気対策を徹底することが求められます。
断熱材や防水シートの品質管理も重要で、施工時にこれらの材料が正確に取り付けられているかを確認する必要があります。
建物の完成後も、定期的なメンテナンスや住民への適切な管理方法の指導がカビの発生を防ぐために重要です。湿度の高い季節には除湿機や換気装置の使用を推奨し、カビの温床となる箇所を早期に発見して対策を講じることが効果的です。
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