カビが原因のムコール症について
2024/10/25
こんにちは!MIST工法カビバスター隊のスタッフです!
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ムコール症は、非常に重篤な感染症であり、特に免疫不全患者や糖尿病患者に多く見られます。
早期発見と適切な治療が必要であり、定期的な診断と環境管理が予防において重要です。
目次
ムコール症の感染経路
- 空気感染:空気中のムコール胞子を吸い込むことが原因となり、鼻腔や副鼻腔、肺で感染が起こることが多いです。
- 傷口感染:皮膚に開いた傷口から胞子が侵入することで感染が広がることがあります。
- 経口感染:食品などを通じて感染するケースもありますが、主に空気感染が多いです。
ムコール症のリスク要因
- 糖尿病(特にコントロールが悪い糖尿病):高血糖とケトアシドーシスが、ムコール菌の増殖を助けることがあります。
- 免疫不全:白血病、リンパ腫、エイズ、造血幹細胞移植や臓器移植などで免疫機能が抑制されている患者。
- 長期のステロイド治療:ステロイドは免疫を抑制し、真菌感染のリスクを高めます。
- 慢性の基礎疾患:肺疾患や腎臓疾患などの持病がある人も感染リスクが高いです。
ムコール症の主な種類と症状
1. 鼻脳型ムコール症(Rhinocerebral Mucormycosis)
特徴:ムコール症の中で最も多いタイプで、鼻腔、副鼻腔、そして脳に感染が広がるタイプです。特に糖尿病患者に多く見られます。
症状:鼻づまり、鼻出血、目の周りの腫れ、視力低下、頭痛、発熱、顔の麻痺などが現れ、進行すると意識障害や痙攣を引き起こすこともあります。感染が急速に脳に達するため、早期の治療が必要です。
2. 肺ムコール症(Pulmonary Mucormycosis)
特徴:主に化学療法を受けている患者や、免疫抑制状態の人に多く発症する肺の感染です。
症状:咳、血痰、呼吸困難、胸痛、発熱など。肺組織を急速に侵し、壊死を引き起こすことがあるため、致命的になりやすいです。
3. 消化器型ムコール症(Gastrointestinal Mucormycosis)
特徴:消化器系に感染し、主に小児や新生児、免疫不全のある人に発生します。
症状:腹痛、吐血、下痢、腸閉塞など。消化器官に潰瘍や壊死が生じ、重篤化すると致命的になることがあります。
4. 皮膚ムコール症(Cutaneous Mucormycosis)
特徴:皮膚や皮下組織に感染するタイプで、外傷や火傷、手術後の傷口が感染源となることが多いです。
症状:赤み、腫れ、水疱、皮膚の壊死などが見られ、傷口から感染が広がり、重症化すると深部の筋肉や骨にまで影響が及ぶことがあります。
5. 全身性ムコール症(Disseminated Mucormycosis)
特徴:一部の臓器から感染が全身に広がった状態で、特に免疫が極度に抑制されている人に発症します。
症状:全身に感染が拡がり、肝臓、脾臓、心臓、腎臓など複数の臓器にダメージを与え、多臓器不全に至る場合が多く、致死率が非常に高いです。
ムコール症の予防策
ムコール症は急速に進行する感染症であり、特に高リスクの人にとって予防が重要です。
- 環境衛生の管理:病院や医療施設では、空調システムや加湿器の清掃を徹底し、空気中のムコール胞子の発生を抑制します。
- 糖尿病の管理:血糖値を適切にコントロールし、ケトアシドーシスの予防が重要です。
- 傷のケア:外傷や手術後の傷を清潔に保ち、感染が拡がらないようにします。
- 免疫抑制の管理:免疫抑制療法中の患者は、できるだけ感染リスクを下げるために、医療従事者による定期的な監視と早期の対応が重要です。
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