カビバスター隊

なぜ除湿でカビが生えやすくなるのか

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なぜ除湿でカビが生えやすくなるのか

なぜ除湿でカビが生えやすくなるのか

2024/10/28

こんにちは!MIST工法カビバスター隊のスタッフです!

いつも私たちカビバスター隊のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

除湿機を使用することで結露やカビが生えやすくなる可能性がある理由について、解説します。

目次

    除湿と結露のメカニズム

    除湿機の仕組みと水分の除去方法

    除湿機は空気中の湿気を取り除くために作られた家電製品です。

    空気中に含まれる水分を除去し、室内の湿度を下げることが主な目的です。

    多くの除湿機は、空気を冷却して水蒸気を液体に変える「冷却除湿方式」を採用しています。

    この方法では、湿った空気が冷却コイルに接触し、冷やされて結露します。

    結露した水分は除湿機内のタンクに蓄えられ、乾燥した空気が再度排出されることで、湿度が低下します。

    使用方法や環境によっては結露やカビが発生するリスクがあります。

     

    冷却に伴う結露の発生

    除湿機は空気中の湿度を低下させるため、空気を冷却して水分を取り出しますが、冷却が結露の原因になることがあります。結露は、空気中の水蒸気が急激に冷やされることで液体に戻り、水滴が発生する現象です。除湿機の冷却コイルで空気が冷やされると、水滴が発生しやすくなります。また、除湿機が排出する冷たい空気が、部屋の温かい壁や窓などに当たると、温度差により結露が発生する場合もあります。

    冬場や湿度が高い場所で除湿機を使用すると、結露が発生しやすくなります。

    外気温が低く、室内が温かい場合には、窓ガラスや壁に結露が付きやすくなります。

    結露が放置されると、カビの発生源となる可能性が高まります。

    除湿によるカビ発生のメカニズム

    カビが生える条件

    • 湿度

    カビは湿度が高い環境で繁殖しやすく湿度が60%以上で活発に生育します。

    除湿機を使用することで部屋の湿度は低下しますが、部屋の隅や家具の裏など、

    空気が停滞する場所では湿度が十分に下がらない場合があります。

     

    • 温度

    カビが繁殖しやすい温度帯は20~30℃とされています。

    除湿機を稼働する際、温度の変動が発生しやすく、

    冷却方式の除湿機では冷空気が部屋に放出されるため、カビの繁殖に適した温度になることがあります。

    • 栄養分

    カビはホコリや汚れ、壁紙、木材など、さまざまな有機物を栄養分にして繁殖します。

    除湿機を使用するだけでは、栄養源となる物質が取り除かれないため、カビの発生は防げません。

    • 酸素

    カビの生育には酸素も必要です。

    室内の空気には常に酸素が含まれているため、密閉空間ではカビが生えやすくなります。

     

    条件が重なった場所で、除湿機を使用すると空気中の湿度は下がるものの、

    局所的な環境(結露が発生した場所や空気の流れが悪い場所)では、カビが発生しやすくなります。

    除湿機使用による影響とカビの発生リスク

    除湿機の使用により、部屋全体の湿度は低下しますが、機器の設置場所や部屋の構造、使用方法によっては湿気が一部に溜まることがあります。

     

    • 除湿機の周辺に湿気が溜まる

    部屋全体を除湿する際、空気の循環が不十分だと、特定の場所に湿気が集まることがあります。除湿機の冷却コイルやタンク周辺は湿度が高くなりやすく、十分な掃除をしないとカビが生える原因になります。

    • 排出される冷気による温度差の発生

    冷却除湿方式の除湿機は冷たい空気を排出しますが、冷気が壁や床に直接当たると温度差が生じ、結露が発生しやすくなります。結露が続くと、その部分が湿った状態になり、カビが発生する原因となります。

    • 適切な換気が行われない場合

    除湿機を使用すると、湿気は除去されますが、空気の流れが悪い場所では湿度が局所的に高くなりがちです。家具の裏やクローゼット内など、換気が不十分な場所に湿気が残るとカビの発生リスクが高まります。

    除湿と換気のバランス

    除湿機を効果的に使用し、カビの発生を抑えるためには、除湿と換気のバランスが重要です。除湿機によって部屋の湿度を下げても、湿った空気が完全に外へ排出されなければ、結局は室内に湿気が残ることになります。部屋の隅々まで空気を循環させることができないと、局所的に湿気が溜まり、カビが生えやすい環境が作られてしまいます。

     

    • 換気の重要性

    定期的に換気を行い、湿った空気を外に逃がすことがカビ対策には重要です。除湿機を使用する前や、使用中でも一定の時間が経過したら窓を開けて外気を取り入れることで、空気の流れが良くなり、湿度が均一に下がるようにします。窓の結露が気になる場合や、除湿機の冷気が壁や床に触れている場合には、換気を行うことでカビの発生を防ぎやすくなります。

    • 空気循環の促進

    サーキュレーターや扇風機を併用することで、除湿機によって生じた乾燥した空気が部屋全体に行き渡りやすくなります。家具の裏やクローゼットの中など、空気が停滞しやすい場所にサーキュレーターを向けておくと、湿気が溜まらず、カビの発生を抑えることができます。

    除湿機使用時の注意点と対策

    • 定期的な掃除

    除湿機のタンクやフィルターを定期的に清掃し、カビが発生しないようにすることが重要です。

    水タンクに水を溜めたままにしておくと、カビが発生、室内にカビ胞子が拡散する可能性があります。

    • 窓の結露対策

    冬場や湿度の高い季節には、窓ガラスの結露対策を行うとカビが生えにくくなります。

    断熱シートや結露防止シートを窓に貼り、結露の発生を抑えることが効果的です。

    また、窓枠やサッシの部分を乾拭きして水分を取り除くことも大切です。

    • 湿度のモニタリング

    湿度計を設置して、室内の湿度を定期的に確認しましょう。

    湿度が60%を超えないようにすることで、カビが発生しにくい環境を保つことができます。

    • 部屋のレイアウトを工夫

    家具を壁から少し離して配置することで、空気の流れを良くし、湿気が溜まりにくい環境を作ります。

    家具の裏に湿気がこもらないように、サーキュレーターや扇風機で空気を循環させると効果的です。

    カビは健康に影響を与えますか?
    はい、カビは呼吸器系の症状(せき、くしゃみ、鼻づまりなど)や皮膚のかゆみ、目の痛みなどの健康被害を引き起こす可能性があります。特に、アレルギー体質の方は注意が必要です。
    カビの除去にかかる費用はどのくらいですか?
    カビの発生範囲や場所、素材の種類によって費用は異なります。一般的な住宅の浴室でしたら3万円~5万円程度が目安ですが、大規模な発生の場合は10万円以上かかる場合もあります。正確な見積りは現場を確認した上でご案内いたします。
    子供やペットがいる場合の注意点はありますか?
    作業中に使用する薬剤は人体や動物に無害なものを使用しますが、施工中は換気や区画を行いますので、安全面から一時的に別の場所で過ごしていただくことをおすすめします。
    施工後のアフターフォローはありますか?
    はい、当社では施工後に定期的な点検を実施しております。作業内容によってアフターフォローの内容は異なりますが、カビの再発がないかなどを確認し、お客様に安心してお住まいいただけるようサポートいたします。

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