カビバスター隊

断熱性と密閉性がもたらすリスク:カビ

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断熱性と密閉性がもたらすリスク:カビ

断熱性と密閉性がもたらすリスク:カビ

2024/10/30

こんにちは!MIST工法カビバスター隊のスタッフです!

いつも私たちカビバスター隊のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

断熱性と密閉性の高い住宅は、エネルギー効率が良く、快適な生活環境を提供するために設計されています。しかし、住宅環境がもたらす潜在的なリスクもあります。代表例がカビの発生です。カビは健康リスクを引き起こし、建物の劣化を促進するため、断熱性と密閉性を向上させる際にはカビ対策も重要になります。断熱性と密閉性がもたらすカビのリスクについて説明します。

目次

    断熱性と密閉性の向上の背景

    近年、断熱性と密閉性を高めた住宅は、省エネの観点から非常に注目されています。

    高気密高断熱住宅(高性能住宅)は、外気の温度変化に影響されにくく、冷暖房の効率を向上させ、年間のエネルギーコストを削減できるメリットがあります。しかし、内部の空気が外に逃げにくいという特性は、湿気がこもりやすくなる原因ともなります。

    湿度が一定のレベルを超えると、室内のさまざまな場所でカビが発生しやすくなります。

    カビの発生メカニズム

    カビは、湿度、温度、酸素、栄養の四つの条件が揃うことで発生・成長します。

    湿度がカビの発生に大きく影響を与えます。

    一般的に湿度が70%を超えると、カビの発生リスクが高まります。

    断熱性と密閉性が高い住宅では、湿気が屋外に排出されにくく、内部に留まる傾向があります。

    一定の温度が保たれる結果、カビの繁殖しやすい環境が整いやすくなります。

    高断熱・高密閉住宅におけるカビのリスク要因

    1 湿気のこもり

    高断熱・高密閉住宅では、断熱材が多用され、外気の影響を遮断しますが、その分、内部で発生した湿気が滞留しやすくなります。日常の生活行為によって湿気が発生し、室内に留まることで湿度が上がりやすくなります。

    湿気が壁の裏側や床下、天井裏にまで広がると、目に見えない場所でカビが発生するリスクが高まります。

    2 結露の発生

    断熱材や気密性の高い窓が使われることで、外気と室内の空気の温度差が大きくなりやすくなります。

    温度差が壁や窓の内側で結露を引き起こし、湿度の供給源となります。

    冬季は外気温が低く、窓際や外壁側に結露が発生しやすくなり、水分がカビの成長を促進します。

    3 換気不足

    高気密住宅は自然換気が難しいため、換気システムの適切な設置と運用が不可欠です。

    十分に換気を行わない場合、湿気がこもり、カビが発生するリスクが高まります。

    換気は24時間行うことが望ましいですが、設備不調や換気不足だと、湿気が室内に滞留しやすくなります。

    4 材料の影響

    新築住宅やリフォーム後の住宅では、建材や仕上げ材からの湿気や有機物がカビの栄養源になることがあります。木材や紙クロスはカビが好む材料で、湿気が高い環境では素材表面にカビが繁殖しやすくなります。

    カビによる被害

    • アレルギー症状: カビ胞子を吸い込むことでアレルギー反応を引き起こす人が多くいます。鼻水、くしゃみ、目のかゆみなどがあり、アレルギー性鼻炎や結膜炎などが悪化することがあります。
    • 喘息の悪化: カビは喘息患者にとってリスクが高く、発作を引き起こしやすくなります。カビが発生している空間で過ごすと、気管支に炎症が起こり、喘息の症状が悪化する可能性があります。
    • 免疫力低下への影響: 長期間にわたりカビ胞子を吸い込み続けると、免疫系が弱まり、感染症にかかりやすくなるリスクがあります。

     

     

    カビの発生は健康被害だけでなく、建物自体の劣化も引き起こします。

    • 建材の劣化: カビが繁殖すると、木材や壁紙が腐食し、耐久性が低下します。
    • 見た目の悪化: カビは黒や緑、白といった色のシミを残し、見た目が悪くなります。壁紙や天井、窓枠などにシミができると、美観が損なわれます。
    • 構造への影響: 木材がカビにより腐食すると、建物の構造にも影響を与えます。カビが根を張り、木材がもろくなることで、地震などの災害時に強度が不足するリスクもあります。

    カビバスター隊

    MIST工法~効果的なカビ取り~

    MIST工法®とは?

    MIST工法®は、環境に優しい水溶性の特殊溶剤を使用し、カビの根本原因に対処する最先端のカビ除去技術です。この方法では、微細なミストを使用してカビに直接作用させ、カビの胞子だけでなく、その生育の基盤となる菌糸も徹底的に除去します。従来の物理的な除去方法と異なり、MIST工法®は壁や家具の表面を傷つけることなく、カビを安全かつ効果的に除去することが可能です。さらに、この工法は、カビ除去後の再発防止にも着目しており、長期間にわたって室内環境を清潔に保つための予防策も提供しています。

    MIST工法®がカビアレルギー対策に有効な理由

    MIST工法®はカビアレルギー対策に特に有効です。その理由は、この工法がカビの表面だけでなく、根深い部分にもアプローチし、胞子の拡散を防ぐことにあります。カビアレルギーの原因となる胞子や菌糸を徹底的に除去することで、アレルゲンの源を根本から取り除くことができるのです。また、MIST工法®による処理後は、カビの成長を抑制する保護層が形成されるため、再発のリスクを大幅に低減させることが可能になります。このように、MIST工法®はカビを除去するだけでなく、将来的なカビの発生を予防し、カビアレルギーのリスクを軽減する効果も期待できます。

    MIST工法®を選ぶメリット

    MIST工法®を選ぶ最大のメリットは、その安全性と効果の高さにあります。化学物質を極力抑えた環境に優しい溶剤を使用するため、人やペット、植物への影響が非常に少ないことが特徴です。また、微細なミストが隅々まで行き渡るため、見えないカビの胞子にも確実に作用し、徹底的な除去が可能です。さらに、MIST工法®は、長期的なカビの予防効果も提供します。一度の処理でカビの再発を防ぎ、健康的な室内環境を長期間維持できるため、コストパフォーマンスも非常に高いと言えます。これらのメリットにより、MIST工法®はカビ対策を考える際の最適な選択肢の一つとなっています。

    カビの予防策

    1 定期的な換気

    換気は湿気を外に排出し、カビの発生を抑えるために非常に重要です。

    24時間換気システムを導入し、定期的にメンテナンスを行うことで、湿度を管理しやすくなります。

    湿気がこもりやすい浴室やキッチンなどの水回りは、特に換気に注意する必要があります。

     

    2 除湿の工夫

    除湿機やエアコンの除湿機能を活用することで、室内の湿度を適切にコントロールできます。

    梅雨の季節や冬季は湿度が高くなるため、定期的な除湿が効果的です。

    結露防止シートや調湿建材を利用することで、結露によるカビ発生を予防できます。

     

    3 カビ防止塗料や建材の使用

    カビ防止効果のある塗料や建材を使用することで、カビの繁殖を抑えることが可能です。

    塗料や建材には、カビの栄養源となる有機物が含まれておらず、菌が繁殖しにくい特性を持っています。

    湿気が溜まりやすい部分には、カビ防止素材を取り入れると良いでしょう。

     

    4 結露対策

    窓ガラスや外壁の断熱を強化し、温度差による結露を抑えることが効果的です。

    結露防止フィルムや内窓を設置することで、温度差を軽減し、結露の発生を防ぐことができます。

    定期的に窓際や壁の結露を拭き取ることも効果的です。

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