病院での高湿度環境におけるカビ問題
2024/11/07
こんにちは!MIST工法カビバスター隊のスタッフです!
いつも私たちカビバスター隊のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
病院でのカビ問題は、湿潤な気候や高湿度環境において深刻な問題です。
カビは衛生面や感染症のリスクを増大させる要因で、エアコンの使用によって悪化することがあります。
病院内でのカビ発生原因やエアコンと湿気の関係、対策について解説します。
目次
病院におけるカビ問題の現状
病院は人々が治療や回復を目的として訪れる場所であり、環境衛生が重要です。
カビはアレルギー症状や感染症のリスクを引き起こし、免疫力が低下している患者や高齢者にとって危険です。病院内でのカビの発生は空気感染や接触感染の可能性を高め、院内感染を誘発する可能性があります。
病院では、梅雨時期や夏季に湿度が高くなるため、カビが発生しやすい条件が整っています。
一般的に湿度が60%以上になるとカビが活発に成長しやすく、病院内での空気の循環が不十分な場所やエアコンの排水設備が適切に管理されていない場合、カビが繁殖しやすい状況が生まれます。
エアコンと湿気がカビ発生に与える影響
エアコンは室温と湿度を調整するために広く利用されていますが、病院内での使用には課題があります。
エアコンは室内の湿度をある程度下げる役割を果たしますが、メンテナンス不足や設置環境が不適切であれば、カビの温床となる可能性もあります。
1 エアコン内部での結露とカビの繁殖
エアコンの内部では、空気を冷やすために蒸発器が結露を引き起こします。
結露した水分は通常、ドレンホースを通じて排水されますが、適切に機能しない場合や、ホースが詰まるとエアコン内部に水分が溜まり、カビが繁殖する温床となります。カビの胞子がエアコンの風とともに部屋中に拡散され、病院のさまざまな場所にカビを拡げる原因になることもあります。
2 室内の湿度管理の難しさ
エアコンで室内の温度を下げると相対湿度が変化しますが、冷房だけでは必要な湿度管理が難しい場合があります。外気が非常に湿度が高い日には、冷房運転だけで室内の湿度を下げきれない場合があります。また、エアコンをつけることで急激に湿度が低下すると、呼吸器系に負担をかけることもあり、患者の健康に悪影響を及ぼす可能性もあるため、病院内の湿度管理は非常に繊細なバランスが必要とされます。
3 エアコンの清掃不足によるカビの発生
エアコンは定期的なメンテナンスが必要ですが、病院施設ではエアコンの台数も多く、清掃の頻度や徹底度が不足することがあります。エアコン内部のフィルターや蒸発器にほこりやカビがたまり、カビの温床となると、風で吹き出されるカビの胞子が空間中に漂い、他の機器や表面に付着して病院内全体に広がる可能性があります。
カビ発生による健康への影響
1 アレルギー症状
カビに含まれる胞子はアレルゲンとして働くため、アレルギー症状を引き起こします。
くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの軽度の症状から、喘息の発作を誘発することもあります。
呼吸器疾患を持つ患者やアレルギー体質の患者にとっては、症状を悪化させる可能性があります。
2 感染症のリスク
病院内でのカビ感染は、免疫力の低下している患者にとっては致命的なリスクです。
アスペルギルス菌と呼ばれる一部のカビは、肺や皮膚に感染症を引き起こすことがあります。
病院でのアスペルギルス感染は、集中治療室や手術室などの無菌状態が要求される場所での深刻な問題として認識されています。
3 精神的な影響
カビの臭いや見た目は、患者や医療スタッフの心理的なストレスを引き起こすことがあります。
患者が快適で清潔な環境を求める中で、カビがあると不安や不信感が増大し、治療に対するモチベーションが低下する可能性もあります。医療従事者にとってもカビの存在は感染管理上の懸念材料となり、仕事への集中力に影響を及ぼすことがあります。
- カビは健康に影響を与えますか?
- はい、カビは呼吸器系の症状(せき、くしゃみ、鼻づまりなど)や皮膚のかゆみ、目の痛みなどの健康被害を引き起こす可能性があります。特に、アレルギー体質の方は注意が必要です。
- カビの除去にかかる費用はどのくらいですか?
- カビの発生範囲や場所、素材の種類によって費用は異なります。一般的な住宅の浴室でしたら3万円~5万円程度が目安ですが、大規模な発生の場合は10万円以上かかる場合もあります。正確な見積りは現場を確認した上でご案内いたします。
- 子供やペットがいる場合の注意点はありますか?
- 作業中に使用する薬剤は人体や動物に無害なものを使用しますが、施工中は換気や区画を行いますので、安全面から一時的に別の場所で過ごしていただくことをおすすめします。
- 施工後のアフターフォローはありますか?
- はい、当社では施工後に定期的な点検を実施しております。作業内容によってアフターフォローの内容は異なりますが、カビの再発がないかなどを確認し、お客様に安心してお住まいいただけるようサポートいたします。
カビ発生防止のための対策
1 定期的なエアコンの清掃とメンテナンス
エアコン内部のフィルターやドレンホースの清掃を定期的に行い、カビが繁殖する前に取り除くことが重要です。フィルターは月に1回程度の清掃が推奨され、業務用のエアコンであれば専門業者による年1~2回のメンテナンスも検討すべきです。エアコンの種類によってはカビ防止機能が搭載されているものもあるため、そうした機能のあるエアコンを選ぶのも効果的です。
2 湿度管理の徹底
病院内の湿度を50~60%に保つことで、カビの繁殖を抑制できます。
エアコンだけでなく、除湿機や加湿器を適切に併用し、部屋ごとに湿度を調整することが推奨されます。
湿度管理が重要となるため、病院内での気温・湿度のモニタリングを行い、対応できるようにしましょう。
3 抗菌・防カビの施工
カビの発生が予想される場所には、抗菌塗料や防カビ剤の使用が効果的です。
エアコン内部や換気システムには防カビコーティングを施すことができ、カビの発生を物理的に抑制することができます。病院内の壁や床、天井なども防カビ加工を施すことで、カビの付着や繁殖を防止できます。
4 換気の強化
病院内の換気を強化し、空気中の湿気やカビ胞子を排出することも有効です。
外来や待合室、病室など、人が多く集まる場所では換気システムの強化や定期的な換気が推奨されます。
エアコン使用中も換気を適宜行うことで、湿気がこもらず、カビの発生リスクを軽減することができます。
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